2005年にオープンした軽井沢の星野温泉「星のや」は、広い敷地にコテージ風の客室が点在する宿。施設で使用する電力は敷地内を流れる川を活かした水力発電で、消費量のかなりの部分をまかなっている環境にもやさしい宿。昨年はいなかったが、今年になったら鴨の親子も帰ってきていたし、魚も増えていた。
施設内の Meditation Bath は闇のお風呂。ビジターも入れる「トンボの湯」はゆったりとしたつくりで、露天風呂もある。夜は外の芝生が一面のたくさんのキャンドルライトに満たされる。お風呂上りは地ビールを。
「星のや」は滞在は2泊以上、食事は別のシステム。朝ごはんは、メインダイニングの「嘉助」の和食もいいけれど、近くの「銀亭」で焼きたてのパンを買って、お部屋のテラスで食べるのもおすすめ。野鳥のさえずりを聞きながらの朝食はさわやか。日中は「野鳥の森」のお散歩やライブラリで過ごしたら、夕食。美味しい鶏肉を食べながらビールという気分なら「わかどり」。蕎麦懐石なら「東間」。フレンチなら「エルミタージュ・ドゥ・タムラ」で。素材の味を活かしたメニューは見た目にも美しく、味もの広がりもとても豊か。タムラは曜日によって営業が違うので予約前に確認を。シーズン中は混むので予定が決まったら早めに予約するのがベター。お土産にはタムラの「自家製ピクルス」を。
帰る日は「鳥勝」でチキンの丸焼き(絶品)と高原野菜、「酢重正之商店」で信州味噌や名物のしょうゆ豆、鞍かけ豆をお土産に。