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「理解のフレーム」のこと

 先日、会社のOBの方とお酒(響@汐留)を飲む機会があった。そのときの会話でとても腑に落ちたお話に「コンサルの仕事の仕方」があった。「どんなに優秀なコンサルタントが提案しても、クライアントのレベル以上の成果は得られない」ということ。理由はレベルによってプランの理解度に限界があるから。正しいコンサルはクライアントが「成し遂げたいこと」を根気強い会話から引き出すことによって具体化し、それにフィットする(身の丈にあった実現性の高い)プランを提示する。一方ありがちなのは、到底理解できない壮大なプランを提示し、フィーを高くとるということ。しかし、クライアントとコンサルの関係は前者のほうが長く続き、結果的には満足度も高い。
 人それぞれ組織それぞれのフレームがあると思う。フレームに優劣はないが、相手のフレームから外れたところでのアイディアを説明するのは至難の業。OBの方の話を聞いて、日々の仕事ライフでフラストレーションを感じる前に「相手のフレームなんだろう」と考えてみようと決めた。
 とてもお勉強になった上においしいお酒で充実の夜‥

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2006年09月17日 08:12に投稿されたエントリーのページです。

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