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「オジサン」のフクザツ化

 私が社会人になったころ(バブル期)の所謂「オジサン」はとてもわかりやすかった。ちょっぴりオナカが出ちゃったり、お食事中に楊枝を堂々と使っていたり。仕事は「オレ様のこれまでの経験で培われた勘」と「気合い」でがんがんやる。お金も気前よく使う。本気でうっとうしいときもあったけど結構頼りになったし、いろいろ社会勉強もさせてもらった。
 バブルの終焉を向かえ、ビジネスの世界や仕事への価値観も再構築された。中途半端にグローバル化もした。そんな中から世代交代で誕生してきた「新オジサン」はフクザツ。ちょっとおしゃれだったり、清潔感があったり、お下品な感じがなかったり、とすっきり系が増えてるけどそのココロは難しい。そこには大きなプライドみたいなものがあって、間違ってそこに触れてしまったりするとピシッとドアを閉められてしまう。
 たとえちょっとお下品だったり、はずしたりしていても「オレについてこい!」とがんばってたオジサンが懐かしい今日この頃。

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2006年09月17日 08:34に投稿されたエントリーのページです。

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