毎年4月に開催される通称「ミラノ・サローネ」に絡む仕事で出張。写真は展示の一部。ミラノは気温が高く、まるで初夏のようだった。この期間は街のあちこちでデザインを切り口にしたイベントが行われる。昨今では、レクサスをはじめ、日本企業も多数参加している。個人的にはスワロフスキーの展示が最も印象的だった。やはり私は「ひかりモノ」に弱い…かな。
500年かかって造ったというDuomo は修復中。ステンドグラスも色鮮やかで美しい。ケルンの大聖堂などもそうだが、「荘厳」という言葉が合う建造物。
帰国日に空港に行く前の少しの時間使って立ち寄った「Corso Como」というセレクトショップは街の中心地から少し外れたところにある。センスよいものがたくさん。LA の Barneys や NY のHenri Bendel にちょっとだけ通じるものが。でもここのほうがグリーンや自然光など、癒され気分でショッピングできそう。
滞在先はメリディアン、ミラノでもランクが高い歴史あるホテル。はいった日の夜、時差ぼけでうとうとしていると5時頃に「ほ、ほほー、ふーふー」というブキミな低い声が…元来、臆病者の私は「ホテルに棲みついている幽霊？！」と恐怖におののき、すっかり目が覚めてしまった。しばらくするとまた同じ声が…私はベッドの中で身を硬くした。なんとなく、だんだん声のトーンが上がってきている気が。やがて、その声は鳩だったとわかった。追って、ヒナたちの声も加わった。私の部屋の近くにどうやら鳩の親子の巣があった模様。寝起きのせいかトーンが低い「ほほー」という鳩の声で毎朝5時に起こされ続け、寝不足なのか時差ぼけなのかわからないまま帰国の途についた。