
「忙しい」とは「心をなくすこと」。まさにここ数週間の忙しさはこたえた。心身ともに限界に近づくと大抵の場合、身体からアラームが出る。昨年は緊急入院。今回は左目の出血。真っ赤になった目を見て落ち込んだ。なぜこんなに疲れるまで仕事しているのか…と久々に考えたが、答えはない。
今年の桜は開花後の低い気温のせいもあり、長い間咲き続けていた。家の前は桜の名所だが、それすらも満喫できず終わってしまった。先週末、花吹雪や夕刻に白く浮かび上がる桜を見て心が動いた。余裕のない日々を送るなかで、その瞬間しか感じることのできないたくさんのものを見逃しているのだ。