Nobilis - 旅log

今年の連休はカリフォルニアでの休日。2年ぶり訪れた Napa Valley はいつもと変わらぬ風景だったけど、St.Helena エリアに注目すべきレストランが。そして、この時期のぶどうは小さな小さな実をつけている。植えたばかりの幼い苗には筒のようなカバーがしてある。それは、うさぎがやってきて食べてしまうから。うさぎが届かないくらい背丈が伸びたらカバーを外すのだ。Napa の後は Berkley を経由して（立ち寄りたいレストランがあったため）Big Sur へ。どこまでも続く雄大な景色は圧巻。目の前に広がる太平洋と緑の山々、新鮮な空気は心と身体を癒してくれる。最終日は Sausalito でランチをとり、SF ダウンタウンへ。7日間の旅を振り返ってみれば900キロも移動していた。

Napa Valley では「The Inn at Southbridge」にステイ。これで4度目だけど、いつ来てもこじんまりした雰囲気がアットホームで心地よい。隣接するスパではフィットネス、プール、スチームサウナ、トリートメントサービスがある。ワイナリーやレストラン、Dean & Deluca などへのアクセスも便利。

数年前にドライブした時の Big Sur の景色が忘れられず、すっと滞在したいと思っていた Big Sur。Ventana Inn は山ひとつが敷地。メゾネットタイプのコテージが点在し、Redwood の森や花々、草原、キッチンガーデン、プール、スパなどがある。17時にはワインとチーズのサービスも。

どこを歩いても花が咲き乱れ、部屋の前をうずらが走り、ハチドリが飛び…と、自然がとても身近。敷地内は車がいないので、安心してお散歩できる。大きな木に吊るされたハンモックに揺られれば、癒し度高。

「Schramsberg」は、1865年設立のナパ地区で最も古いスパークリングワインのワイナリー。シャンパーニュの製法でつくられた正統派のスパークリングワインは、ホワイトハウスの公式晩餐会で各国のVIPのおもてなしにも使われている。ツアーを予約すればたくさんの fermantation 中のボトルがたくさん並ぶところを見学し、5種類のスパークリングワインのテイスティングができる。

「Silver Oak Cellers」といえば、Cabernet を主体とした果実味あふれる、そしてタンニンが強すぎない赤ワイン。お肉料理、特にビーフにぴったり。今回はショップの工事をしていて、ラベルにも使われているシンボルだけが残り、テイスティングルームは簡単なつくりになっていた。Allexander Valley のボトルもあるが、Napa Valley のほうが味に奥行きがある。ちなみに葡萄畑の向こうに見えるのは「Opus One」の建物。以前、行ったことがあるが、Silver Oak とはまったく異なり美術館のような造りだ。味もRothschild が創りだしたため、ボルドーの赤に近い。

「Cakebread Cellars」は、オークとステンレス、両方の樽を使って fermentation しているせいか、どのワインもクリアな味。個人的には、タイ料理などとも合うきりっと冷やしたSauvignon Blanc やチキンやポークに合わせたいふくよかで重過ぎない味わいの Pinot Noir が気に入っている。

久しぶりに泊まった Westin。San Francisco では個人的にはFinancial District の「Mandarin Oriental」が最も好きなホテルだが、やはりショッピングには Westin が便利。そして、Union Square は以前とずいぶん印象が変わり、とてもきれいになっていた。ホテルの室料は値上がりし、Valet parking は50ドル。Silicon Valley は今も景気がいいらしい。